「新蛇田の家」
東日本大震災による集団移転地で計画された戸建て住宅。田んぼを開拓し新たに作られる敷地周辺には街としての文脈がなく、均質な敷地に短期間で大量に建てられる住宅においてあらたな規範を共有することを試みた。一般的には南面に庭を確保し北面に建物を寄せることが多いが、平屋である本計画では採光や通風のため、敷地に対角線をひきそれを基準にした構造架構を計画し高窓を設けた。どのような建物が隣地に計画されるかも不明な状況のなか柔軟に居住環境をつくりあげる。 住宅の駐車場も同様に対角線を基準に構成され、限られた敷地にのびやかな抜けや開放感を建物内部に与えている。ヒートポンプによる全館床暖房を採用し蓄熱体としてコンクリート基礎が作用し、冬季においても快適な環境をつくりあげる。

【新蛇田の家】
所在地:宮城県石巻市のぞみ野
延べ面積:76.6m2
構造:木造 階数:地上1階
設計監理:株式会社スタジオフッド 勝邦義
構造設計:ASD
施工:平有建築 、 アイテック
設計期間:2016年11月~2018年7月(第1期)
施工期間:2018年7月~2018年12月(第1期)
写真:川崎璃乃

【Shinhebita House】
Location:Ishinomaki-city Miyagi
Main use: house
Architect: KATSU Kuniyoshi/STUDIO-HOOD
Photo: Rino Kawasaki